十両2枚目の水戸龍が9勝目を挙げ再入幕へ大前進 首位に並ぶも「優勝なんて狙ってないよ」

[ 2024年3月22日 06:24 ]

大相撲春場所12日目   ○水戸龍(小手投げ)志摩ノ海● ( 2024年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

志摩ノ海を小手投げに破る水戸龍(撮影・井垣 忠夫)
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 十両で3敗の水戸龍(29=錦戸部屋)が志摩ノ海(34=木瀬部屋)を下して9勝目を挙げた。

 右を差して攻め込んでいくと巻き替えられてもろ差しを許したが、下がりながら左から振って小手投げで逆転。前日に勝ち越しを決めていたため「安心から来た脱力感があった」と自然体のまま落ち着いて取り切れた。

 西十両2枚目で9勝を挙げ、昨年夏場所以来1年ぶりとなる幕内復帰へ大きく前進。それでも、21年名古屋場所では西6枚目で12勝して優勝しながら幕内に上がれなかった経験もあるため「まだ安心できない。番付運はないので」と苦笑いしつつ気を引き締めた。

 2敗で単独首位だった大翔鵬(29=追手風部屋)が敗れたため、3敗の大翔鵬、水戸龍、朝紅龍(25=高砂部屋)の3人が首位タイに。3年ぶりの十両優勝へ向けチャンスが広がってきたが「優勝なんて狙ってないよ」と無欲を強調した。

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