照ノ富士の休場理由は腰痛悪化「力が出ない」伊勢ケ浜親方が説明 5日目の時点で「キツい」と弱音も

[ 2024年3月16日 09:54 ]

大相撲春場所7日目 ( 2024年3月16日    エディオンアリーナ大阪 )

照ノ富士
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 日本相撲協会は16日、横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が7日目から休場すると発表した。照ノ富士は4日目から平幕相手に3連敗を喫し、ここまで2勝4敗。横綱が6日目まで出場して4敗するのは1966年九州場所の栃ノ海以来58年ぶりの不名誉な記録だった。

 休場の原因となったのは腰の状態。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「力が出ない。先場所よりは良くない。稽古が全然できなかった」と説明した。場所前に実戦稽古を開始したのは3月に入ってから。自身9度目の優勝を果たした初場所の疲労がなかなか抜けなかったようで「ダメージ0ってことはないと思う。疲れとかも出るでしょうし。戻すのに必死で頑張ってはいたけど…」と始動が遅れた原因を推し量った。

 5日目、王鵬に敗れた時点で横綱本人は「キツい」と厳しい胸の内を明かして休場を示唆した。「気合入れていけとハッパ掛けたけどダメだった」と師匠。「やれることは最大限やっている。膝は良いんだけどね」と思いやった。

 今後は治療に専念し、夏場所での復帰を目指して春巡業にも参加させる予定。「とりあえず巡業までに、土俵入りだけでもできる状態に」と見通しを示した。「手術したら逆にもう相撲は取れない。治す時間がないから筋肉でカバーするしかない」。満身創痍の中、トレーニングで補っていくしかないようだ。

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