51歳・葛西紀明 4季ぶり海外W杯メンバー入り「海外のお客さんも、待っていると思う」

[ 2024年2月23日 05:00 ]

葛西
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 ノルディックスキー・ジャンプ男子で51歳の葛西紀明(土屋ホーム)がW杯終盤戦の遠征メンバーに名を連ねた。3月1日のラハティ(フィンランド)大会から参加する。全日本スキー連盟が22日、発表した。葛西が海外でのW杯に参戦するのは19年12月以来4季ぶり。17日に札幌で行われたW杯個人第19戦で30位に入り、上位30位以内に与えられるW杯得点を獲得してW杯個人総合で日本勢6番手に浮上。4番手だった中村直幹(フライングラボラトリー)が腰痛で辞退したことで機会が巡ってきた。

 この日は山形・蔵王で開催されている国民スポーツ大会冬季大会の成年男子B(ヒルサイズ102メートル)で101・5メートル、97メートルを飛び、合計237・7点で初優勝。「W杯と同じでいい状態。そのジャンプをすれば優勝できるんじゃないかという自信があった」と貫禄を漂わせた。W杯では自身の最多出場記録を571試合に更新。目標にしていた海外遠征メンバー入りを正式に決め「海外のお客さんも相当、僕のことを待っていると思う。僕が飛ぶときだけ、全部のお客さんが“わーっ”と言ってくれる。歓声を聞きたい」と笑みを浮かべた。

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