22年インカレ3位の農大・猿川天嵐が時津風部屋入り 制度改定後初の三段目付け出し資格承認

[ 2024年2月23日 21:29 ]

三段目付け出し資格が承認された農大の猿川天嵐(23年6月撮影)
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 日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で理事会を開き、昨年の全国学生選手権でベスト16に入った猿川天嵐(さるかわ・そら、東京農大4年)の三段目最下位格付け出し資格を承認した。師匠の時津風親方(元幕内・土佐豊)や幕内・正代(32)ら農大の先輩が5人も在籍する時津風部屋に入門することも発表された。

 猿川は3年時に全国学生選手権3位、4年時に同大会ベスト16などの実績を残した。これまでの規定における付け出しの資格対象は、直近1年の国体、全国学生選手権、全日本選手権、全日本実業団選手権のいずれかでベスト8以上に入った選手。猿川はこれに該当しないが、昨年9月の制度改定によってベスト16以上に与えられる「三段目最下位格付け出し」の資格を獲得した。

 同資格は、制度改定後では適用第1号。昨年の国体成年の部でベスト8に入った松井奏凪人(かなと、19=宮城野部屋)は幕下最下位格付け出し資格が承認されており、早ければともに春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)でデビューとなる。


 ◇猿川 天嵐(さるかわ・そら)2001年(平13)11月27日生まれ、青森県鰺ケ沢町出身の22歳。丹代道場で幼少の頃から相撲を始め、小5で白鵬杯優勝。小6で全日本小学生優勝大会準優勝。鰺ケ沢中を経て五所川原農林高に進学。2年時に国体8強、全国高校選抜大会8強。3年時に全日本ジュニア体重別重量級4位、全国高校選抜宇佐大会8強。東京農大3年時に東日本学生体重別大会135キロ未満級3位、全国学生選手権3位。4年時に東日本学生体重別大会無差別級3位、全国学生選手権16強。1メートル73、123キロ。

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