北青鵬&宮城野親方 23日処分協議 北青鵬には引退勧告

[ 2024年2月23日 04:35 ]

日本相撲協会のコンプライアンス委員会を終え、宮城野部屋に戻った幕内北青鵬
Photo By 共同

 日本相撲協会はきょう23日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、弟子の幕内・北青鵬(22)の暴力行為に対する監督責任で宮城野親方(元横綱・白鵬)の処分を協議する。調査を委嘱されたコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)は2階級降格と減俸、北青鵬に引退勧告の処分案をまとめたことが判明している。

 モンゴル出身で札幌市育ちの北青鵬は1月の初場所では右膝負傷を理由に6日目から途中休場したが、後輩力士を日常的に殴るなど暴力疑惑が浮上していた。21日のコンプラ委で報告された暴力行為の数々を知った関係者は「途中で耳をふさぎたくなった」と嘆く。後輩力士に対し、1年以上前から棒などで頻繁に殴打。スプレー缶を使って火であぶるなど、暴力にいじめが加わった数々の悪事も発覚。他にもまだ“余罪”があるとされ、引退勧告案は不可避だった。

 師匠の宮城野親方はコンプラ委で北青鵬の愚行を「知らなかった」と一貫して主張。一部では、弟子から被害の報告を受けながら静観していたとの話もある。今日の理事会は波乱含みとなってきた。

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