室内女子60メートル障害は青木が5連覇 パリ五輪には「固執せず」も「リレーでワンチャン狙いたい」

[ 2024年2月3日 21:58 ]

室内陸上大阪大会第1日 ( 2024年2月3日    大阪城ホール )

女子60メートル障害を5連覇した青木益未
Photo By 共同

 女子60メートル障害は8秒01の室内日本記録を持つ青木益未(29=七十七銀行)が8秒15で優勝。大会5連覇を達成した。青木は決勝の内容が不満で「予選の方がいい形。決勝はぐちゃぐちゃだけど力は出せたって感じ」と振り返った。

 連覇と室内記録が思わぬ“足かせ”になった。「自分的にはこの大会は“ここからハードルをしっかりやって飛び出そう”っていう思い。7秒台とか連覇とかあると、考えたくなくても意識してしまう」とジレンマを感じていた様子。「でも、この60ハードルは自分が毎年勝ちたいし、自分の得意な部分もあるんで。負けないようにしないとなっていうのは勝手にあります」と第一人者のプライドをのぞかせた。

 パリ五輪へ連続出場の期待がかかる。「一応、オリンピアンというのがあるので固執はしていません。出る大会でしっかり記録を出して行くことが一番だと思うので」とスタンスを説明。海外転戦を行わずに国内でポイントを重ねる考えだ。

 「一緒に練習している高山(峻野)が海外嫌いなんですよ。高山的には“しっかり日本の試合を外さずに、そこで記録を出せれば疲労をためることなく次に備えられる”っていうのも確か。そこまでしっかり戦えれば、わざわざ海外を考えずに日本でしっかり走ります」とパリ五輪までのプランを語る。

 「世界リレー(5月、バハマ)に出ちゃう思いもあるんですよね。しっかりワンチャン狙ってリレーの1走をつかむ。そうすれば走力も上がってハードルにも生きると信じて異例の争いに入っていこうかなと思っています」と“裏技”での五輪切符獲得に意欲を見せていた。

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