【選抜女子駅伝北九州大会】一般より速い!! 神村学園が大会新で高校の部を連覇 カロライン区間新

[ 2024年1月21日 18:09 ]

選抜女子駅伝北九州大会 ( 2024年1月21日    北九州市小倉城歴史の道発着で一般5区間、高校6区間の27・2キロ )

<選抜女子駅伝北九州大会>高校の部で優勝しゴールする神村学園6区の瀬戸口(撮影・岡田 丈靖)
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 高校と一般が同じコースを走る冬の北九州を彩る名物レースが行われた。高校の部は神村学園(鹿児島)が一般の部を抑えて1時間27分54秒の大会新記録で2年連続5度目の制覇を果たした。

 昨年12月の全国高校駅伝のアンカーで1分20秒差を逆転して日本一に貢献したカリバ・カロライン(3年)が2区(3・8キロ)で11分04秒の区間新で全体のトップに浮上。アグネス・ムカリ(京セラ)らライバルを置き去りする圧巻の走りだった。「11分50秒が目標タイムだった。うれしいです」と喜んだ。

 日本人選手も奮闘した。3区(3・9キロ)の野口紗喜音(1年)は、後続の立命館宇治エース・山本釉未(3年)に追いかけられる中で4秒縮められただけと粘りの走り。昨年12月の全国高校駅伝は2区で区間14位。順位は4つ引き上げたが、「満足いく走りができなくて。この悔しさを晴らすことができた」と、うなずいた。有川哲蔵監督は「3区でかなり詰められるのかなと思っていた。5秒ぐらいで収まったのが一番の勝因」と称えた。

 14秒差まで詰められて突入したアンカー区間(4・5キロ)では瀬戸口凜(1年)が落ち着いた走りで区間賞を獲得した。「ここで逃げ切れたら自分の中で一歩、成長できるから頑張ろう」と気合が入ったという。母・麻美さんはOGで02年全国高校駅伝準優勝メンバーという。

 1、2年生がしっかり役割を果たして連覇。新チームは全国高校駅伝2連覇に向けて突き進む。瀬戸口は「みんなで競い合って今年以上に成長できるように」と誓った。

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