【全国都道府県対抗男子駅伝】長野3連覇!7区の鈴木芽吹は20年ぶり区間新「みなさんに感謝」

[ 2024年1月21日 15:15 ]

全国都道府県対抗男子駅伝 ( 2024年1月21日    広島・平和記念公園前発着の7区間48キロ )

<第29回全国都道府県対抗男子駅伝>1位でゴールした長野7区・鈴木芽吹(撮影・須田 麻祐子)
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 長野が2時間17分0秒の大会記録で2度目の大会3連覇、10回目の優勝を果たした。

 ゴールを切った7区(13キロ)の鈴木芽吹(22=駒大)は区間新記録の36分52秒のフィニッシュ。2004年9回大会の大島健太(高知)が出した37分09秒を20年ぶり更新した。

 鈴木は「想定通りの順位(1位)で来た。緩めることなく走ることができた。大会記録も区間新記録も自分だけのものじゃない。関わっていただいたみなさんに感謝したい」と喜びの笑顔。「長野のユニホームを学生のうちに着て恩返ししたかったので、ラストチャンスを生かせて嬉しい」と喜んだ。箱根駅伝は“花の2区”で2位。総合優勝を逃す結果となり、主将の責任感から号泣した。悔しさを晴らす思いが激走を呼んだ。

 長野は1区(7キロ)の浜口大和(17=佐久長聖高)は区間4位だったが、従来の区間記録を1秒上回る好記録。中学生区間の2区(3キロ)で6位と順位を下げたが、3区(8・5キロ)では伊藤大志(20=早大)が4位に盛り返して4区(5キロ)4区の永原颯磨(18)で先頭に立つ。高校駅伝で優勝した佐久長聖の主将は14分3秒は区間記録にわずか1秒及ばない快走に永原は「チームとして自分の4区でトップに立つことが目標だった。区間新記録を狙って1秒届かなかったけど、1位でつなげて良かった」と振り返った。

 5区(8・5キロ)も佐久長聖のVメンバー山口竣平(しゅんぺい=18)が区間賞の12分20秒で1位を守ると、6区(3キロ)の滝沢秀斗(15=赤穂中)も首位でアンカーの鈴木にたすきをつないだ。
 高見沢勝監督(41)は「風が強く、記録より勝負と思っていたので新記録での優勝は驚いている。差が開いていたのに攻めの走りをした芽吹は立派」とたたえていた。

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