尊富士8連勝!圧巻の強さにざわつく支度部屋…新十両ストレート勝ち越しは史上8人目の快挙

[ 2024年1月21日 21:00 ]

大相撲初場所8日目 ( 2024年1月21日    東京・両国国技館 )

<初場所8日目>獅司(右)を攻める尊富士(撮影・久冨木 修) 
Photo By スポニチ

 新十両の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)がウクライナ出身の獅司(27=雷部屋)を破って8戦全勝で勝ち越しを決めた。

 尊富士が立ち合い鋭い当たりで、身長1メートル93、体重169キロの大きな獅司を吹っ飛ばした。さらに右おっつけで横向きにしてわずか2秒の押し出し。圧巻の相撲内容に、準備運動をしながら支度部屋のテレビで見ていた幕内力士たちもざわついた。

 「とにかく集中していきました」と尊富士。ストレート勝ち越しが懸かる一番にも「全く(意識は)ないです。勝ち星にこだわらず自分の相撲を取ろうと思っていたので」と無心で臨んだ。勝ち越しに安どする様子もなし。「(15日間)終わるまでは気を緩めずに、常に初心で良い相撲を見せる、それだけです」と表情は気合が入ったままだった。

 新十両のストレート勝ち越しは昨年秋場所の大の里(現・幕内)以来、1場所15日制となった1949年以降で史上8人目の快挙。初土俵からここまで黒星は6つしか喫しておらず、後ろに下がっての負けは一つもない。自分の相撲を貫いて前に出続ける24歳が、十両の土俵でも進撃を続ける。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年1月21日のニュース