19人抜きの田中希実、レース後に“初対決”ドルーリー朱瑛里と交流「応援に来てくれたお礼を言えた」

[ 2024年1月14日 16:45 ]

全国都道府県対抗女子駅伝 ( 2024年1月14日    たけびしスタジアム京都発着の9区間42・195キロ )

<都道府県対抗女子駅伝>兵庫2区を走る田中希実(撮影・須田 麻祐子)
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 女子1500、3000、5000メートルの日本記録保持者で東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(兵庫・ニューバランス)が、2区(4キロ)に登場した。

 20位でタスキを受けると、2キロ過ぎで18人を抜いて2位に浮上した。2・6キロ付近では首位の石川をとらえて19人抜きで首位に立った。小林祐梨子さんが09年大会にマークした12分7秒にはわずかに及ばない12分11秒だった。

 「あそこの位置だったら先頭を狙えないこともない位置だと思った。駅伝のごぼう抜きというのはあんまり好きじゃないというか、(タスキを)もらう位置によって全然変わってきちゃうことだと思うので。あんまりこだわりはなかったけど、、初めていっぱい抜く経験ができたのは、凄く楽しかった」

 最終的に兵庫は7位でフィニッシュ。だが、田中の走りは大きなインパクトを与えた。

 今大会には、次世代を担う岡山のドルーリー朱瑛里(津山高)が出場し、同区間を走った。並んで走る場面はなかったが、レース後には他の選手も交えて話す場を設けることができたという。

 「何度か兵庫県のレースを応援に来てくれたりしていたこともあって、そのお礼を言えた。山本有真選手とかもいて“憧れていて、私も追いかけたいです”という言葉を(ドルーリーから)もらった。逆にシニアの選手が元気をもらえました」

 自身は16日からはケニア合宿に向かうという。パリ五輪イヤーも全力で駆け抜ける。

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