全豪OP開幕!大坂なおみが明かしていた出産の真相「人生最大の痛み」GBS陽性

[ 2024年1月14日 09:23 ]

テニス全豪オープン第1日 ( 2024年1月14日    メルボルン・パーク )

全豪オープン1回戦を翌日に控えて本番会場で練習する大坂なおみ
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 今季4大大会第1戦が開幕した。出産明けの大坂なおみ(26=フリー)は大会第2日の15日に登場。1回戦で世界20位で第16シードのカロリーヌ・ガルシア(30=フランス)と対戦する。この日は大会会場で約1時間の練習を実施。気温22度、強い日差しの照りつける中で22年全米オープン以来のグランドスラムに向けて汗を流した。

 昨年7月に第1子となる長女を出産。大坂は米誌「In Style」で、妊娠中にB群溶血性連鎖球菌(GBS)の検査で陽性反応を示したことを明かしている。母体には症状がないことがほとんどだが、産道で赤ちゃんに感染すると、敗血症、髄膜炎、肺炎などを引き起こす要因となる。GBS陽性の母体から生まれた赤ちゃんの発病率は250~800分の1とされ、確率は高くないが、不安の中での出産だった。

 破水後には陣痛誘発剤を使用したが効果を得られず、陣痛開始12時間後でも子宮口は1センチ程度しか広がっていなかったという。「人生最大の痛み」を乗り越えての出産。しばらくして、へその緒を首に巻いた状態で長女が生まれたことを知った。改めて命を授かる尊さを実感し、ヘブライ語で「贈り物」を意味する「シャイ」と名付けた。

 「今はシャイのためにプレーしているような気がする。テニスの最初の章で、私はありのままの自分で、本能のままにプレーすることに成功した。これからはもっとテニスを理解できる人間になりたい」。4大大会通算4勝をマークした出産前は、精神面に起因するプレーの波の激しさが課題だった。この日の練習後には約10分ファンサービスに応じる余裕も見せた。「以前ほどプレッシャーは感じていない」。ママとなり精神的にたくましくなった姿を見せる。

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