能登半島地震で被害の石川　1区の五島莉乃、涙の区間賞「走っていながら胸がいっぱい」

全国都道府県対抗女子駅伝 （ 2024年1月14日    たけびしスタジアム京都発着の9区間42・195キロ ）

＜都道府県対抗女子駅伝＞2区の猿見田裕香（左）にタスキを渡す石川1区五島莉乃（撮影・須田　麻祐子）
Photo By スポニチ

　元日の能登半島地震で大きな被害を受けた石川は、金沢市出身の五島莉乃（資生堂）が1区（6キロ）を駆けた。

　1キロ手前で先頭に立つと、徐々に後続との差を広げた。3キロ9分15秒と区間記録を上回るペース。力強い足取りは最後まで衰えず、そのまま区間賞を獲得してトップで2区につないだ。

　大会の公式X（旧ツイッター）などでは「石川県の皆さんに笑顔を届けられる走りをチームみんなでしたいと思います。頑張ります」と意気込んでいた。

　中継後は涙を浮かべ「沿道からたくさんの方が石川頑張れと声をかけてくれて、走っていながら胸がいっぱいでした」と振り返った。

　2区（4キロ）を走る田中希実（24＝ニューバランス）の兵庫は58秒差の20位で、ドルーリー朱瑛里（16＝津山高）の岡山は1分18秒差の27位でタスキを受けた。