稲見萌寧　笑顔で渡米「楽しみ」今季から米ツアー参戦

米ツアー初参戦への意気込みを記した色紙を持つ稲見萌寧
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　今季から米ツアーに本格参戦する稲見萌寧（24＝Rakuten）が13日、羽田空港発の航空機で渡米した。出国を前に取材に応じ、「楽しみな気持ちです」と笑顔で心境を明かした。

　昨年11月に行われた国内唯一のLPGA公式戦のTOTOジャパンクラシックを制し、世界最高峰の舞台への出場権をつかんだ。ツアーメンバーとしての初戦は18日開幕のヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ（フロリダ州）。20～21年シーズン賞金女王は「元気いっぱいな姿を、映像を通じて皆さんにご覧に入れられたら」と意気込んだ。

　今夏にはパリ五輪が開催される。ゴルフの代表は各国原則2枠。21年東京五輪銀メダリストの稲見は現在、世界ランク73位で日本勢13番手と圏外ではある。しかしポイント加算の大きい米ツアーで成績を残せば可能性はある。

　「前回出場できた時もこんな感じで、勝ちまくらないと追い上げがきかない状況だった。今回は海外で戦えるので、チャンスはゼロではないと思う」。21年も開幕前の世界ランク62位から勝利を積み重ねて代表入りを果たした。その再現にも期待が懸かる。