大坂なおみ 見せる“母は強し” 22年全米以来の4大大会 史上4人目Vへ 初戦は世界20位ガルシア

[ 2024年1月13日 04:55 ]

サーブ練習を行う大阪なおみ
Photo By AP

 テニスの全豪オープン(14日開幕、メルボルン)に出場する元世界ランキング1位の大坂なおみ(26=フリー)が12日、大会会場のメルボルン・パークで会見に臨んだ。産休から復帰後2大会目で、22年全米オープン以来のグランドスラム。昨年7月に出産した長女への思いを吐露し、68年のオープン化以降では史上4人目となるママでの4大大会制覇に意欲を示した。

 穏やかな表情が印象的だった。全豪は19、21年に頂点に立った思い入れの強い大会。大坂は「メインコートで空を見上げれば、2回勝ったことを思い出す。また優勝したい」と視線を上げた。会見前には世界6位のジャブール(チュニジア)と練習し、力強いサーブやショットを披露。世界20位のガルシア(フランス)との初戦に向け「タフな戦いになる」と気を引き締めた。

 昨年7月に第1子となる長女シャイちゃんを出産。過去にママとして4大大会シングルスを制した選手はマーガレット・コート(オーストラリア)ら3人しかいない。大坂は尊敬するS・ウィリアムズ(米国)も成し遂げていない記録に挑む。2回戦敗退した先週のブリスベン国際後はリターンの強化に着手。「ブリスベン国際はいいテストになった。試合後は張りや痛みは出たが、今は体調は整っている」と強調した。

 現在は全ての4大大会で託児所が設けられているが、娘の健康や生活環境を最優先し、昨年12月下旬にオーストラリア入り後は離れ離れ。「本当につらい。離れている間に、たくさんのことを学んでいる。私が帰るまで(初の)ハイハイはしないでほしい」と複雑な心境も吐露した。決勝まで進めば2週間の長丁場。ママでもVを目指す戦いが始まる。

 全豪オープンはWOWOWで連日生中継!WOWOWオンデマンドでは全コート、全試合ライブ配信!

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年1月13日のニュース