【柔道GS東京大会】東京五輪金のウルフ・アロン、浜田尚里が敗退 ともに2大会連続五輪が遠のく

[ 2023年12月3日 14:51 ]

柔道グランドスラム東京大会最終日 ( 2023年12月3日    東京体育館 )

<柔道グランドスラム東京大会最終日>男子100キロ級敗者復活戦、敗戦したウルフ・アロン(撮影・小海途 良幹)
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 24年パリ五輪の日本代表選考会を兼ねる男子100キロ級で、東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)が準々決勝、敗者復活戦と連敗し、敗退が決まった。同じく女子78キロ級でも、五輪女王の浜田尚里(自衛隊)が敗退。両選手ともに勝ち残っているライバル選手の結果次第となるものの、2大会連続の五輪出場に黄信号がともった。

 1回戦から登場したウルフは初戦から軽快な動きを見せ、得意の足技もさえて3回戦までは快勝。しかし準々決勝で決め手を欠いたまま延長戦に入ると、3つめの指導を受けて敗戦。実力者コレル(オランダ)との敗者復活戦では、延長戦突入直後に背負い投げで完璧に投げられ、一本負けを喫した。

 普段は前向きで明るいウルフも、柔道人生を左右する大一番での敗退に、意気消沈。「(パリ五輪への視界は)ぼやっとした感じになってしまった。(五輪後の2年間は)うまく試合で勝つことができず、もどかしい気持ちや苦しい気持ちはいっぱいあった」と話した。

 浜田は準々決勝で東京五輪銅メダルで今年の世界女王でもあるラニア(イスラエル)に一本負けを喫すると、続く敗者復活戦でも韓国選手に一本負け。「しっかり勝ちたかった。今日のような柔道では厳しい。相手選手も強いので、簡単にいくとは思っていなかった」とうなだれた。

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