早明戦100周年 明大ルーキー海老沢琥珀、伝統の一戦初出場で躍動1トライ「校歌では鳥肌」

[ 2023年12月3日 19:54 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   明大58―38早大 ( 2023年12月3日    東京・国立競技場 )

<明大・早大>後半ロスタイム、明大・海老沢が試合の最後を締めるトライを決める(撮影・篠原岳夫)
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 99回目を迎えた伝統の定期戦は明大が早大を58―38で下し、通算成績を42勝2分け55敗とした。ルーキーのWTB海老沢琥珀(1年)がトライを奪うなどチーム計9トライをマーク。勝ち点30まで積み上げて2位が確定し、全国大学選手権では23日の準々決勝(東京・秩父宮ラグビー場)から登場する。

 伝統の一戦に初出場したルーキーが堂々とプレーした。最大38点差から53―38に詰め寄られていた試合終了間際。海老沢は敵陣22メートルライン付近でパスを受けると、そのまま快足を飛ばしてトライを奪った。「相手に勢いをつけられていた危ない状況でトライを取ることができてうれしい」。インゴールではガッツポーズで喜びを爆発させ、取材エリアでは初々しく振り返った。

 早大戦は憧れで「小さい頃からテレビで見ていた舞台」。初対戦から100周年、99度目を迎えた記念すべき一戦を経験し「大きなスタジアム、観客の数に圧倒され、校歌では鳥肌が立った。楽しかった」と喜びをかみ締めた。

 チームは今後、全国大学選手権で5大会ぶり14度目の日本一を狙う。「優勝に貢献できるような選手になりたい。ディフェンス面でコミュニケーションが足りないのが課題。1年だからといって先輩に遠慮せずにいきたい」と海老沢。力強く、前を見据えた。

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