蝉川泰果が2日連続64と猛チャージ　最終日は最終組で中島啓太と直接対決「優勝を狙って」

男子ゴルフツアー　マイナビABCチャンピオンシップ第3日 （ 2023年11月4日    兵庫県ABC・GC＝7217ヤード、パー72 ）

＜マイナビABC第3日＞18番、バーディーフィニッシュの蝉川泰果は同じ組のビンセントと握手（撮影・井垣　忠夫）
Photo By スポニチ

　13位から出た、蝉川泰果（22＝フリー）は8バーディー、ボギーなしの64をマークし、3位に浮上した。

　2日連続で64を叩き出し、猛チャージを見せた。2番でバーディー先行。4番からは怒濤（どとう）の4連続バーディーを奪い、前半は5つスコアを伸ばして折り返した。後半もバーディーを重ね、最終18番パー5では2オンに成功しバーディー締め。「昨日に続いてこのスコアを出せたのは凄く良かった」とうなずいた。

　今週はツアー通算20勝の谷口徹と練習ラウンドをともにした。ここ7試合はショートパットに苦戦していたが、「フォロースルーを長く取った方がいいよ」と助言を受けて改善。「凄くアドバイスを受けて良かったです」と感謝した。

　決勝ラウンドで、同世代・中島啓太との同組は今まで一度もなく、あす最終日最終組で初めて直接対決する。「ここまで来たら優勝を狙って、プロ2勝目をこの地で挙げられたら嬉しい。全力で練習して、どうなっても良いと思うので納得して気持ちよく終わりたい」。地元・兵庫県で今年4月の関西オープン以来となるプロ2勝目を目指す。