本田真凜、涙の9年連続全日本切符「諦めずに演技ができた」 東日本5位で薄氷「また強い自分を」

[ 2023年11月4日 18:28 ]

フィギュアスケート東日本選手権第2日 ( 2023年11月4日    青森・テクノルアイスパーク八戸 )

<フィギュアスケート東日本選手権 女子フリー>演技する本田真凜(撮影・長久保 豊)
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 女子フリーが行われ、16年世界ジュニア選手権金メダルの本田真凜(JAL)が90・28点をマークし、合計142・12点で5位となった。これで5位以内に与えられる全日本選手権(12月、長野)への出場権を手にした。

 SP4位から迎えたフリーは「リトル・マーメイド」。前半の3回転ループや3回転サルコー、後半のダブルアクセル(2回転半)が1回転半になるなどミスもありながら、演技を終えると観衆の拍手に笑顔で応えた。キスアンドクライで得点を聞いた際には険しい表情を浮かべたものの、その後に5位以内が確定した。

 「スケートを始めて21年目なんですけど。その中でも、一番といってもいいぐらい緊張したのが今日のフリーで。ネガティブな感情とかがたくさんだったけど、いざ曲が鳴ると、最後まで諦めずに演技ができたかなと。ベテランといっていいほどスケート生活は長いので“ここぞでできるんだ”という気持ちを持ち続けて臨めたと思う」

 5位以内が決まった際、演技前の青木祐奈(日大)が更衣室に駆け込んで知らせに来たという。小さい頃から切磋琢磨していた仲間と号泣して喜び合った。

 昨年の全日本はSP26位でフリーに進めず。9年連続となる日本最高峰の舞台へ「今日みたいに、点数を何点以上という緊張はないと思うので。しっかり頑張って、また強い自分を皆さんにお見せできるようにしたい」と抱負を語った。

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