馬瓜エブリン「代表参加まで心がついていかない事はある」協会の方針に “正当な理由”への配慮求める

[ 2023年10月14日 08:01 ]

馬瓜エブリン
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 東京五輪バスケ女子日本代表の馬瓜エブリン(28)が、14日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。日本バスケットボール協会が代表引退を認めない方針を示したことについて、自身の考えをつづった。

 協会の男子代表強化検討委員会が12日、男女日本代表への招集を辞退した選手に対して、理由の正当性の有無にかかわらず、代表活動期間中の所属クラブでの公式戦出場を認めないことを発表。正当な理由がなく辞退した選手には、さらに3試合の出場停止処分を科すことも発表した。

 これに馬瓜は「こちらの問題に対して、1年間お休みをいただいた者として、もうひと声」と投稿。2022-23シーズンで休養していた自身について「1年お休みをした理由は、完全に『燃え尽きた』わけではなく本当にさまざまな理由はありましたが、ちょっと『1年通して』プレーするってきついなと感じて休みが必要だったのは事実」としつつも、代表強化の狙いには「これは、本当にわかる。間違いなくやっていかなきゃいけないので、大賛成。なんなら待遇改善してもらえるのは、大変ありがたい!ルールも今まで曖昧なのはあったけど、ちゃんと整備しないとってのもわかる」と理解を示した。

 しかし「この発表の中で『正当な理由があったとしても、代表期間中はクラブの試合は出れない』というところが結構つらい」とも。「辞退を考える理由は選手ごとにたくさんあるけど、 1.ケガ これは正当な理由で、そもそも自チームの試合に出れない。まだわかりやすい。 けど、 2.メンタル これがたぶん1番難しくて、普段チームでプレーはしているものの、(アスリートも生きていかなきゃならんので…)どーにもこーにも代表に参加するところまで心がついていかない。という事は絶対ある。仕事にモチベーション関係ないというのはよく聞くけど、やっぱり心ここに在らずでプレーするとケガの可能性もめちゃくちゃ上がる。この2.だった場合にいったいどう対応するんだろというのはずっと疑問でしかなかった」と訴えた。

 「自身の経験として、夏休みに入る前のリーグ戦中に実は代表にお声がけをいただきましたが、当時は心のバッテリー3%ぐらいで、もう一絞りもできないぐらいだったので、難しいと伝えたところ、時間をとって話す事に。しかしそれでも断る事はできないという回答をもらった次の日の試合中に、ケガをしてプレーができない状態だったので、結局代表にも参加できずというエピソードがあります」という。

 「結局はケガであったものの、それぐらい1年を通して試合をするというのは心身共にエネルギーが必要な事で、もちろんコーチに声をかけてもらえるのは光栄な事だけど、選手にも想いはあるから、自分がこの気持ちなら迷惑かけてしまう、自分がいつまでもこのポジションにいて大丈夫なのかって考えてしまう」と、抱えていた複雑な思いを記し、「だから、代表引退という方もいれば、引退宣言になったり、夏休みと題してリセットする時間が切実に必要だったり、あらゆるやり方で自分の立場を表明していくのだけども」と主張。

 「このメンタルの部分ってまず、『正当な理由であると判断されるのか、ないと判断するのか?』その後、メンタルって正当な理由だよね!となっても、『正当な理由であってもクラブの公式戦出られない』という措置が果たして妥当ななのかどうか?ここの部分もう少し配慮してくれたらなとは思うんだけど、どうなんだろう?」と、「正当な理由」にあたる基準が不明確なことも指摘し「きついと伝えている選手をコーチは無理矢理選ばないでしょ、とみなさん考えるかもしれませんが、そんな事ないです。実際には、自分と同じタイミングで難しいといくら伝えていても最終的には意気消沈しながらも、いろんなものに耐えて参加した選手もいます」と、選手側の事情も伝えながら理解を求めた。

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