遅咲きの44歳貞方 あるぞ最遅初V!プロ転向から22年75日の苦労人 69で首位浮上

[ 2023年10月14日 05:20 ]

男子ゴルフツアー日本オープン第2日 ( 2023年10月13日    茨木CC 西コース=7315ヤード、パー70 )

7番、ティーショットを放つ貞方章男(撮影・井垣 忠夫)
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 3位から出た貞方章男(44=アイダ設計)が4バーディー、3ボギーの69で回り、通算4アンダーで中島啓太(23=フリー)とともに首位に浮上した。プロ転向後から22年75日を要してのツアー初Vとなれば、73年のツアー制施行後では最も遅い記録となる。13年マスターズ覇者のアダム・スコット(43=オーストラリア)は通算6オーバーの65位でカットラインに1打届かず予選落ちとなった。

 厳しいピンポジションで伸び悩む選手が多い中、プロ23年目の苦労人・貞方は辛抱強かった。1、2番で連続バーディーを奪い幸先よくスタートするも、前半はスコアを1つ落としてターン。以降も我慢の展開が続いたが、17番で3メートルのバーディーパットを沈め、良い流れを引き寄せた。18番では2オンに成功してバーディー締め。「そこまで流れを崩すようなミスも出ずに終盤まで来られての17、18番(の連続バーディー)だった」と胸を張った。

 今大会の開催コース茨木CCは自宅から車で10分の距離の“地元”。「いろんな方が声をかけてくださって、そういうのも凄く励みになりますね」と喜んだ。家に帰ると、4児のパパとして子育てに奮闘。2歳の長女以外の息子3人はゴルフをしており、ジュニアの大会に出場するほどの腕前。いつかは息子たちとツアーで戦うことを夢見ながら、「自分ができる限りは自分のためにもやりたい」と力を込めた。

 道のりは決して楽なものではなかった。16年にはシード落ちを経験するも、19年にシード復帰。今季は賞金ランク82位と試行錯誤が続いている中で、最終予選会を突破して日本オープンの切符を手にした。手が届きそうで届かなかった悲願のツアー初優勝を果たせば“最遅記録”を大幅に更新。44歳は「もちろん大きいタイトルですし、今年はシード外なので頑張りたい」と自らを奮い立たせた。

 ◇貞方 章男(さだかた・あきお)1979年(昭54)4月24日生まれ、奈良県出身の44歳。12歳からゴルフを始める。14歳で単身渡米し、米国では今田竜二と腕を磨き合った。01年8月にプロ転向。03年に予選会を経て米ツアーに参戦。08年からは国内ツアーに参戦。22年賞金ランクは69位。ツアー自己ベストは12年KBCオーガスタの2位。1メートル74、70キロ。

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