【ラグビーW杯】フィジーが逆転勝利で決勝トーナメントへ前進 敗退危機のエディー豪代表は首の皮一枚残す

[ 2023年10月1日 02:56 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグC組   フィジー17―12ジョージア ( 2023年9月30日    ボルドー )

突進するフィジー代表主将・ナヤザレブ(AP)
Photo By AP

 世界ランキング8位のフィジーが同14位のジョージアに17―12で逆転勝利。2勝1敗、総勝ち点10とし、決勝トーナメント進出へ大きく前進した。敗れたジョージアは、1次リーグ敗退が決定した。

 フィジーは前半、持ち味の個の突破力を生かしたアタックを仕掛けるも、ミスや規律の乱れでリズムを崩し、3PGを許して0―9で折り返し。後半開始直後にはWTBランドランドラがイエローカードで一時的退場となるピンチを迎えた。

 しかし、そこからが“不思議の国フィジー”の真骨頂。数的不利となり、逆に集中力が高まると、個の突破力が本領発揮。後半11分にCTBナヤザレブ主将のトライとゴールで2点差に詰め寄ると、同15分にSHロマニのPGで逆転。さらに1トライを追加し、最後は5点差に詰め寄られたものの逃げ切った。

 この試合でフィジーがボーナスポイントを奪って勝利すれば、大会史上初の1次リーグ敗退が決まっていたオーストラリアは辛くも決勝トーナメント進出の可能性を残した。C組はウェールズの決勝トーナメント進出が決定済み。残る1枠をフィジー、オーストラリア、ポルトガルの3カ国が争う構図となったが、フィジーが圧倒的に有利な状況となった。

 C組は準々決勝で日本を含むD組の上位2チームと準々決勝を戦う。日本が1次リーグを突破する場合の順位は2位となることが確定しており、残る試合が順当な結果に終われば、準々決勝ではウェールズと対戦する可能性が高い。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年9月30日のニュース