本田真凜が第一関門突破「役に入り込んで楽しく滑れた」新曲リトルマーメイドで全日本へ前進

フィギュアスケート東京選手権最終日 （ 2023年9月24日    東京・ダイドードリンコアイスアリーナ ）

演技する本田真凜（撮影・長久保　豊）
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　女子フリーが行われ、16年世界ジュニア選手権金メダリストの本田真凜（JAL）は83・73点をマーク。ショートプログラム（SP）との合計を125・53点とし、今大会の21位以内を確定させ、11月の東日本選手権（青森）に駒を進めた。

　ジャンプでは見せ場をつくれなかったが、ロングスパイラルなど華やかなな演技で魅了。「ホッとしてはないんですけど、昨日に比べると最初から最後までプログラムの役に入り込んで楽しく滑れたのは良いところ」と振り返った。

　フリーで演じたのは、新曲「リトルマーメイド」。元々は昨季のプログラムを引き継ぐ予定だったが、「この曲で滑ってみたい」という理由で変更。オフのアイスショー「ワンピース・オン・アイス」ではヒロインのビビを演じ、今度はリトルマーメイドのアリエルになりきった。「ワンピースで生きている部分はたくさんある」と語り「振付する時から楽しく、練習からキャラクターになりきっている」。まさにお気に入りの新曲だ。

　新曲を携え、目指すのは年末の全日本選手権。昨年はフリーに進めなかっただけに、今回はフリーを笑顔で演じることが目標だ。9年連続の全日本切符へ第一関門を突破し、来月には東日本選手権（青森）がある。「全日本でこのフリーをたくさんのお客さんの前で滑ることができて笑顔で終わることが目標。そこに向けて必死に頑張りたい」と決意を新たにした。