大学ラグビーでも慶応旋風だ!慶大・青貫新監督「全力でチャレンジ」9日・関東大学対抗戦開幕

[ 2023年9月4日 19:48 ]

関東大学ラグビーの開幕前共同記者会見で、記念撮影に応じる各校の監督。前列左端が慶大・青貫浩之監督
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 関東ラグビー協会は4日、今月9日の関東大学対抗戦Aグループ、リーグ戦1部の開幕を前に、東京都内でキックオフ会見を開催。今年度からルーツ校の慶大を率いる06年度主将の青貫浩之監督は「全力でチャレンジして、一戦一戦成長したい」と抱負を述べた。

 昨年度は対抗戦4位で、全国大学選手権では準々決勝で敗れて正月越えならず。今年度も春季大会はBグループで3勝2敗、夏の練習試合でも上位校には苦戦が続いており、「チームとして大事にしているタックルの部分はまだ足りない。もっと磨いて完成度を上げないといけない」と課題を挙げた。

 慶大卒業後に勤めていた味の素を退社し、全てを監督業に捧げる39歳の青年指揮官にとっても、まだまだ試行錯誤の日々。一回り以上も年の離れた選手たちとは「距離の取り方が難しい」と話したが、「ちょっとでも選手が成長する姿を見られるとうれしい」とやりがいを感じているようすだった。

 定期戦として100回目を迎える11月23日の早大戦(早慶戦)は、節目を記念して36年ぶりに東京・国立競技場で開催される。実はこの計画が進められていた今年5月、同会場で行われたリーグワン決勝を全部員を連れて観戦に訪れていたといい、「ここでやるんだぞ、と。今の4年生も国立で試合をした経験がない。いい刺激を受けた」と話した。

 高校野球の夏の甲子園では、慶応高が107年ぶりの全国制覇を果たし、塾全体が「盛り上がっている」と青貫監督。部員の「3分の1以上、2分の1以下」が慶応高からの内部進学者というラグビー部内も、大いに盛り上がっているといい、「応援を含めて凄かった。スポーツは違うが、ああいう試合を演じられたら」と大学ラグビー界にも慶応旋風を巻き起こすことを誓った。

 慶大は9日の初戦で、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で筑波大と対戦する。

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