単独トップの翠富士　11日目でついに土！若元春に押し倒しで敗れる　大栄翔は2敗キープ

大相撲春場所11日目 （ 2023年3月22日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜春場所11日目＞ガックリと花道を引き上げる翠富士（撮影・井垣　忠夫）
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　大相撲春場所は22日、エディオンアリーナ大阪で11日目の取組が行われ、小結・若元春（29＝荒汐部屋）が無傷10連勝で単独首位の翠富士（26＝伊勢ケ浜部屋）を撃破。8勝3敗で勝ち越しを決め、逆転優勝へ望みを繋げた。2敗勢では小結・大栄翔（29＝追手風部屋）のみが勝利し、首位との勝ち星が1差に縮まった。

　初日から勝ちっぱなしだった翠富士に、ついに土がついた。勝ち星2差つけ首位独走の翠富士が若元春に押し倒しで敗れ、初黒星。若元春は三役としての意地を見せ、3敗を死守。11日目にして勝ち越しを決めた。

　首位を追う2敗勢では小結・大栄翔が平幕・高安を押し出しで下し、連敗を回避。敗れた高安は4敗目を喫し、優勝争いから一歩後退。小結・琴ノ若は平幕・北勝富士に引き落とし、平幕・遠藤は関脇・豊昇龍に上手投げで敗れ、ともに3敗目を喫した。勝った豊昇龍は6連勝で勝ち越しを決めた。

　関脇・霧馬山も明生をはたき込みで下し3敗をキープ。優勝争いは11勝1敗の翠富士を2敗の大栄翔、3敗の豊昇龍ら6人が追いかける展開となった。

＜春場所　成績上位力士＞
10勝1敗　翠富士

9勝2敗　大栄翔

8勝3敗　千代翔馬、琴ノ若、若元春、霧馬山、遠藤、豊昇龍