北島康介氏 7年ぶりレースに大声援 3月末閉館“辰巳”で堂々1着

[ 2023年3月19日 04:22 ]

東京都マスターズ大会に出場した寺川綾氏(左から2人目)らと記念撮影に臨む北島康介氏(撮影・河野 光希)
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 競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介氏(40)が18日、東京辰巳国際水泳場で開催された東京都マスターズ大会に出場した。現役最後となった16年4月の日本選手権以来、約7年ぶりのレース。短水路(25メートルプール)で争う50メートル平泳ぎを29秒00で泳ぎ、同組になった18歳の5選手を抑えて1着でフィニッシュ。観衆の大声援を浴び「元気に水の中で泳いでいる北島康介を、もう一度見せられてよかった。まだ人気ありましたね。マスターズでやっていこうかな。冗談です」と笑った。

 会場の東京辰巳国際水泳場は93年に開業。数々の大会が行われたが、東京アクアティクスセンターの開業もあり、今月末で閉館する。最後に“聖地”で泳ごうと、今大会は北島氏のほか、寺川綾氏(38)、田中雅美氏(44)ら多くのオリンピアンが出場した。北島氏は「聖地がなくなるのは寂しいが、アクアティクスセンターで新しい歴史が刻まれていくことを応援していきたい」と強調。14日に発表された国際水泳殿堂入りについては「名を刻めるのは光栄」と語った。

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2023年3月19日のニュース