最長身2メートル4の北青鵬が“規格外”の大技 上からまわしつかんで豪快「はりま投げ」

[ 2023年3月19日 21:02 ]

大相撲春場所8日目 ( 2023年3月19日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所8日目>琴恵光(左)をはりま投げで下す北青鵬(撮影・成瀬 徹)
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 最長身2メートル4の新入幕・北青鵬(21=宮城野部屋)が琴恵光(31=佐渡ケ嶽部屋)を破って5勝目を挙げた。

 徹底して上手を与えないようにもろハズで攻める琴恵光に土俵際まで押し込まれて横向きになったが、右手を大きく振り上げて上から肩越しの上手をつかんだ。なんとかしのいで左でも上手をつかむと、強引に引っこ抜くように振り回して逆転勝ちを決めた。決まり手は「はりま投げ」。かつて元大関・把瑠都が繰り出していたような、長身を生かした“規格外”の相撲を見せた。

 敗れた琴恵光は「残られて相手の持ち味を出されてしまった」と、初めて対戦する2メートル4の巨体に対応しきれなかった。もろハズで押し込んだところまでの攻めは完璧。「自分の持ち味は出せたけど、最後攻めきれなかったところが敗因」と悔しがった。

 北青鵬は連敗を3で止めてこれで5勝3敗。同じく新入幕で1メートル92、174キロの巨体を誇る金峰山(25=木瀬部屋)も6勝2敗と好成績だ。横綱大関不在で混戦が予想される今場所、期待の新入幕が不気味な存在になってくる。

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2023年3月19日のニュース