島田麻央「悔しい」 全中連覇より2度の転倒悔やむ 冒頭の3回転半は“完璧”

[ 2023年2月8日 04:38 ]

全国中学校スケート大会最終日 ( 2023年2月7日    長野市ビッグハット )

女子で全中を2連覇した島田麻央
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 フィギュア女子は島田麻央(14=京都・広野)がショートプログラム(SP)に続きフリーでもトップの126・51点をマークし、合計197・06点で2連覇を達成した。4回転トーループで転倒したが、冒頭の3回転半を成功。日本勢最年少優勝の懸かる3月の世界ジュニア選手権(カナダ)では大技2本同時成功を目指す。男子はSP首位の田内誠悟(14=愛知・城山)が合計190・04点で逃げ切って初頂点に立った。

 連覇のうれしさよりも、ミスの悔しさの方が上回った。珍しくフリーで2度転倒した島田は「全体的に少しスピードがいつもよりなかった。それで失敗してしまって悔しい」と苦笑いで振り返った。

 冒頭の3回転半は出来栄え評価(GOE)で1・60点を引き出した。「最近アクセルを試合で決められてなかったので決められて良かった」。だが、全日本3位の有望スケーターが目指すのは3回転半、4回転トーループの大技2本をそろえる高難度構成の完遂。「2本そろえることが目標だったので悔しい」と反省を口にした。

 14歳4カ月で迎える3月の世界ジュニアでは、自身の名前の由来でもある05年大会を制した浅田真央の14歳5カ月を超える日本勢最年少優勝が懸かる。初の大舞台でも大技2本挑戦は心に決めている。「日本の選手で誰も成功したことがないので成功したい。世界ジュニアこそ2本成功することが目標」と決意を新たにしていた。

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2023年2月8日のニュース