川副が今場所初白星　同じ付け出しの弟弟子・落合を絶賛「初土俵とは思えないぐらい安定していた」

大相撲初場所4日目 （ 2023年1月11日    東京・両国国技館 ）

＜大相撲初場所4日目＞栃清龍を押し出しで破る川副（左）（撮影・西海健太郎）
Photo By スポニチ

　一昨年の学生横綱でデビュー3場所目の幕下・川副（23＝宮城野部屋）が栃清龍（27＝春日野部屋）を押し出して今場所の初白星を挙げた。

　立ち合いで右を差すと、相手の引きに乗じて一気に前に出ていって押し出し。一番相撲では「足が出ていなかった」と土俵際で前に落ちたが、この日はその反省を生かした。

　今場所の初白星にも安堵（あんど）する様子はなく「全勝優勝狙うつもりだったので、まだ全然ですね。星が元通りになったというだけ」と淡々。「これから全部勝てればなと思っています」と明日以降へ気合を入れ直した。

　この日は同部屋の落合（19）が幕下15枚目格付け出しで実質的なデビュー戦を白星で飾った。「強かったですね。初土俵とは思えないぐらい安定していましたね」と4歳下の弟弟子を絶賛。稽古場でも同じく幕下上位の向中野（20）らと切磋琢磨しており「負けずに頑張りたいです」と刺激を受けていた。