東京SG、開幕前最後の練習試合で埼玉に勝利 田中監督「自信になった」

[ 2022年12月3日 22:57 ]

試合後の会見でコメントする東京SG・田中監督
Photo By スポニチ

 ラグビーリーグワンの東京SG(旧サントリー)は3日、熊谷ラグビー場で埼玉(旧パナソニック)との練習試合(40分×3本の変則ルール)に臨み、35―26で制した。田中澄憲監督(46)は白星締めで1季目を迎える。

 開幕前最後の練習試合は、昨季プレーオフ(PO)決勝カードの再戦となった。フランカー山本凱(22)やCTB尾崎泰雅(24)がトライ。日本代表として欧州遠征から戻ってきたフランカー下川甲嗣(23)も途中出場し、疲労を感じさせない軽快な動きだった。

 昨季は2位に終わり、田中監督就任後は攻撃的ラグビーを展開するチームの象徴「アタッキングラグビー」を見直した。この日も素早くパスを展開し、計5トライを獲得。田中監督は「日本一のパナソニックさんに対してチャレンジすることがテーマだった。自分たちが大事にしてきたこと(アタッキングラグビー)を取り戻す過程にある。変則ゲームだったけど、勝つことで成長できたし自信になった」と手応えを口にした。

 今後はSH斎藤直人(25)やWTB松島幸太朗(29)ら下川以外の代表組も合流していく。田中監督は「帰ってきて話したり、チェックしたけどかなり疲れていると感じた。テストマッチ続きでウエートトレーニングができてないと思うので、まずはそこ(フィジカルやコンディション)を100%に持っていくことが大事」と話した。

 18日の開幕戦では昨季3位の東京ベイ(旧クボタ)をホーム・味の素スタジアムで迎え撃つ。指揮官は「ここから、しっかりサンゴリアスのラグビーを築き上げる作業をしていく」と最終調整に入った。

続きを表示

2022年12月3日のニュース