岩崎亜久竜 悲願初Vへ1差3位!前週2位に続き好調キープ

[ 2022年12月3日 04:40 ]

男子ゴルフツアー日本シリーズJTカップ第2日 ( 2022年12月2日    東京都・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )

18番、ティーショットを放つ岩崎亜久竜(撮影・西尾 大助)
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 首位から出た大会初出場の岩崎亜久竜(あぐり、24=フリー)が3バーディー、1ボギーの68にまとめ、通算7アンダーで3位と好位置をキープした。首位とは1打差。未勝利ながら賞金ランキング4位につける新星が、今季最終戦で念願の初勝利をつかむ。通算8アンダーの首位には小平智(33=Admiral)とB・ケネディ(48=オーストラリア)が並んだ。

 初優勝を手にできる今年最後のチャンスで、ニューフェースが好位置を維持した。その名も亜久竜。海外でも覚えてもらえるようにと名付けられた24歳が、最終戦でもリーダーボードの上位に名を連ねた。

 「微妙なパーパットが残ることが多く、耐える一日でした」。首位から出て10番までに3バーディーを奪い、スコアを伸ばした。16番でこの日唯一のボギーを叩いたが、難関の最終18番パー3では1・5メートルのパーパットを沈める粘りを発揮。2位だった前週に続き、好調を維持している。

 レギュラーツアー本格参戦1季目の今年は、3度の2位を含むトップ10が10度と上位争いを続けてきた。未勝利ながら約9407万円を稼ぎ、賞金ランキング4位の資格で得た最終戦の切符。初日に「今週、勝ちます!」と、宣言したほど勝利への思いは強い。

 サッカー王国と呼ばれる静岡出身。大会期間中でW杯は観戦できていないが「強いチームに2回勝っているのは本当に凄い」と、強豪国を撃破した日本代表に勇気をもらった。そして「自分も頑張らないと」とも。今大会で初優勝を挙げた選手は過去に3人。「変わらず目の前の一打一打に集中して、最後、優勝できるように頑張ります」。念願の初Vをつかみ、最高のフィナーレにする。

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2022年12月3日のニュース