木下彩 2位で来季ツアー前半戦出場権!渋野そっくり23歳

[ 2022年12月3日 04:40 ]

女子ゴルフツアー最終予選会最終日 ( 2022年12月2日    岡山県JFE瀬戸内海CC=6442ヤード、パー72 )

予選会を2位で通過した木下彩
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 渋野日向子にそっくりと評判の木下彩(23=長府製作所)が70で回り、通算10アンダーの2位で来季ツアー前半戦の出場権を確保した。若林舞衣子(34=ヨネックス)が72とまとめ通算11アンダーでトップ通過した。11月のプロテストに合格した荒川怜郁(れいか、21=中部学院大3年)が通算8アンダーの4位。来季前半戦にフル出場できる目安は35位前後までとなる。

 木下が麻雀で鍛えたメンタルで来季の“生活権”を懸けた勝負に勝った。スタートで連続ボギーを叩くが、5番で3メートルのチャンスを決めるなどして盛り返し、昨年の予選会9位を上回る2位でフィニッシュした。

 「本当に良かったです。もう二度とQT(予選会)には来たくないなと思いました」。今季は6月に新型コロナウイルスに感染し「しばらくだるさが残った」と調子を崩した。それでも祖父・宏さん(80)のアドバイスでスイング軌道を低く修正し復調。重圧のかかる4日間をしのぎ切り「ひたすら寝て麻雀をしたいです」と笑った。1年半ほど前に麻雀を覚え今は家族麻雀が一番のリラックス法。弟・智宏さん(20)の誕生日には約25万円の麻雀卓もプレゼント。「来年はツアーで無双できるように頑張ります」と笑顔で目標を掲げた。

 ≪荒川 耐えた!プロテスト合格者の中で最高の4位≫荒川が今年のプロテスト合格者の中で最高の4位に入った。「プロテストからここまでずっと緊張していたのでやっと終わったという感じです」。沖縄出身で寒いのが苦手とあって、今週はダウンジャケットを着ながらプレーを続けた。「振りにくくはないです。寒いよりは良いので」とマイペース。甘い物が好物で、予選会が終わって何をまずやりたい?と聞かれ「コンビニのシュークリームを食べたりしたいです」と話していた。

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2022年12月3日のニュース