“戦国場所”大関・貴景勝に土 翔猿は立ち合いヒラリと新小結3連勝 若隆景は強い相撲で白星先行

[ 2022年11月15日 17:53 ]

大相撲九州場所3日目 ( 2022年11月15日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所>高安にはたきこみで敗れた貴景勝(撮影・中村 達也)
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 大相撲九州場所は15日、福岡国際センターで3日目の取組が行われ、新小結の翔猿(30=追手風部屋)、関脇の豊昇龍(23=立浪部屋)らが初日から3連勝を飾った。大関・貴景勝(26=常盤山部屋)に土がついた。

 新小結の翔猿は、先場所優勝の小結・玉鷲を寄り切りで破り、5月場所以来の初日から3連勝となった。立ち合いで右に変化し、足を取りにいって玉鷲の体勢を崩し、左のおっつけから寄り切った。前日の取り組み後に「体が動いている」と手ごたえを語っていた翔猿は、その言葉通りの状態の良さを見せている。

 大関・貴景勝は、高安にはたき込みで敗れ初黒星。今年はここまでの5場所で全て優勝者が異なり、今場所も横綱・照ノ富士不在の“戦国場所”。まだ優勝のない大関が、“年間6人目”の優勝へ痛い黒星になった。

 大関獲りの足固めをしたい関脇・若隆景は「先に攻められたのが良かった」と語ったように、低い立ち合いから頭をつけ、明生を一気に寄り切って連勝。白星先行となった。

 1場所で大関復帰を目指す関脇・御嶽海は小結・大栄翔に引き落としで敗れ初黒星。カド番の大関・正代は一度も勝ったことがなかった苦手の琴ノ若を押し出し2勝目を挙げた。

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