十両・豊山が今場所初白星「しんどかった」身長2メートルの北青鵬に我慢勝ち

[ 2022年11月15日 16:52 ]

大相撲九州場所3日目 ( 2022年11月15日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所>豊山(右)はうわてなげで北青鵬を破る(撮影・中村 達也)
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 十両・豊山(29=時津風部屋)が北青鵬(21=宮城野部屋)を下して今場所の初白星を挙げた。

 豊山は低く当たって左おっつけから浅い左上手を引いて寄っていくと残されたが、頭をつけて相手に上手を与えない体勢をつくって攻める機会をうかがった。最後は外掛けで崩しながら寄ってから、左上手を深く持ち替えて上から押しつぶすような上手投げ。1分17秒の熱戦を制して連敗を止め「しんどかった」と声を絞り出した。

 身長2メートルの北青鵬とは初対戦。「あんなデカいやつと相撲取ったことなかったので、どうしようかなと思っていた」と“規格外”の相手に戸惑いながらも「基本に忠実に、我慢していれば勝機が来ると思った」とよく辛抱した。最後の上手投げはやや強引だったが「ここで決めないと相手にチャンスを与えてしまう」と先に先に攻めて白星につなげた。

 8場所ぶりに十両の番付で迎えた今場所。連敗スタートの悪い流れを変える白星に「応援してくださる方のためにと思ってまた明日も一生懸命頑張りたい」と前を向いた。

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