朝乃山2連勝 過去6戦全敗の“苦手”大翔丸に完勝「自分の相撲を取りきるだけ」

[ 2022年11月15日 15:15 ]

大相撲九州場所3日目 ( 2022年11月15日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所>朝乃山(上)は大翔丸を寄り切りで破る(撮影・中村 達也)
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 元大関の幕下・朝乃山(28=高砂部屋)が、元幕内の大翔丸(31=追手風部屋)を下して2連勝とした。

 幕内在位19場所の大翔丸とは、朝乃山が初優勝を果たす前に幕内で5度対戦しており、一度も勝てていなかった。近大2年時にも一度対戦しており、そこでも敗れていた。現在の地位は幕下ながら、朝乃山にとっては“難敵”とも言える相手。過去に対戦経験のある力士と当たること自体、復帰後初のことだった。それでも「4~5年前のことなので、過去のことは振り返らず自信を持って土俵に立ちました」と苦手意識は一切なかった。

 立ち合いすぐに右を差すと、相手の左突き落としに乗じて一気に前に出て寄り切り。元大関の実力が表れた圧勝だった。「しっかり踏み込めば押されないと思った」とイメージ通りの内容。残り5番へ「一日一番自信を持って自分の相撲を取りきるだけ」と気を引き締めた。

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2022年11月15日のニュース