BMX世界王者・中村輪夢が帰国「常に新しいことを」尽きぬ探究心で新技開発へ

[ 2022年11月15日 17:50 ]

世界選手権優勝者に与えられるジャージー「マイヨアルカンシェル」を着て成田空港で記念撮影するBMXフリースタイル・パークの中村(左)とフラットランドの佐々木
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 自転車の都市型種目の世界選手権で男子BMXフリースタイル・パーク日本勢初優勝を果たした東京五輪5位の中村輪夢(20=ウイングアーク1st)が15日、成田空港に帰国した。

 男子のフラットランドを制した佐々木元(37)とともに世界選手権優勝者に贈られる虹色のジャージー「マイヨアルカンシェル」を着用して記念撮影を行い、喜びを実感。「技の難易度を上げて、他のライダーがやってない技を探してこだわってやっている。そこが評価されてうれしい」と語った。今季はまだオーストラリアでの大会があるが「今シーズンはよ終わって、ゆっくりしたい(笑い)」と本音も語り「今夜、焼肉行こうかな」と話した。

 横2回転にテクニカルな技を組み合わせた独創的なトリックなどで世界一になったが、今後も研究を積み重ねていく。「練習している技はある。だいぶ減ってきているけど(笑い)」と明かし「うまいこと探しながら。いくら凄い技でも見慣れちゃったりするので、常に新しいことをやっていけたら」と前向きに語った。
 24年パリ五輪に向けては「去年の世界選手権で悔しい思いして、今回リベンジできた。五輪もちょっと先ですけど、いけるように。五輪だけじゃなく、出る大会は常に表彰台に乗りたい。五輪だけじゃなく、次も表彰台乗れる」と意気込んだ。

 また、女子8位で東京五輪代表の大池水杜(ビザビ)は「パリ五輪を目指してやっている。世界大会の表彰台に乗って自信を持ちたい」と前を見据え、非五輪種目フラットランド王者の佐々木は「五輪種目になるまで引退しない。弟子たちを育てつつ負けない気持ちでやりたい」と力強く話した。

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2022年11月15日のニュース