スキージャンプ小林陵侑がW杯へ出発「ワクワクしている」五輪王者として新シーズンへ

W杯開幕戦に向けてフィンランド出発前に、羽田空港で取材に応じる小林陵侑
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　ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑（土屋ホーム）が1日、W杯開幕戦（4～6日、ポーランド・ビスワ）出発前に羽田空港で取材に応じ、「ワクワクしている。変わらずできることをしていきたい。今シーズンも（まずは）1勝を目指す」と抱負を述べた。

　五輪王者として初めて迎える今季。開幕時期が例年より早く、4月2日まで5カ月に及ぶ異例のシーズンとなるが、3度目の総合優勝に関しては「意識していない」と気負いはなし。ここまでのジャンプの練習量は例年の3分の1程度と明かしており、「（オフは）バタバタしていた。ギリギリだが、イメージを仕上げていきたい」と話し、急ピッチで本番へ合わせていく。

　五輪後は金メダリストとしてさまざまなメディアやイベントに引っ張りだことなり、「いろんな経験ができた」と充実の表情。その“締め”として先月29日には札幌市内でファッションショーに出演。お気に入りのブランドの服を着てランウエーを歩いたが、「緊張した。（客は）女の子ばかり。（反応は）静かだった」と明かし苦笑い。本業では大ジャンプでスタンドを沸かせる小林陵も、ファッション界では勝手が違うようだった。