サーフィン都築虹帆 2冠ならずもタフさ見せつけた3日間に「楽しかった」ホワイトバッファロー御前崎プロ

[ 2022年9月3日 21:37 ]

サーフィンホワイトバッファロー御前崎プロQS1000最終日 ( 2022年9月3日    静岡・御前崎ロングビーチ )

ホワイトバッファロー御前崎プロの女子ジュニアの部で優勝し、ライバルたちに担がれて祝福を受ける都築虹帆
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 女子ジュニアの部を制した都築虹帆(ななほ、19)が本戦でも準優勝。惜しくもダブルタイトル獲得の快挙を逃したが、今後の活躍を期待させる大会となった。

 大会は当初4日間が予定されていたが、あす4日の波の予報を鑑み、3日間の短縮開催に。ジュニアの部と本戦の両方に出場した都築は、3日で9ヒートをこなす過酷な日程を強いられながらも、大きな爪跡を残し「素直にめっちゃうれしい。最後まで私のライディングを見せられた」と喜んだ。

 特に最終日のこの日は、わずか5時間の間に4ヒートをこなす強行軍。都築が両カテゴリーで決勝進出を決めたため、急きょ試合間隔を確保する措置が取られたほどだった。初日は暑さで「熱中症になった」といい、この日も気温、水温ともに高く「(脚が)つりはしなかったけど、暑くてきつかった」。本戦決勝でも終盤まで東京五輪銅メダリストの都筑有夢路(木下グループ)に食らい付く接戦を演じ、「楽しかった」と充実感をにじませた。

 愛知県田原市出身。両親がウインドサーフィンをしていた影響で幼いころから海に通い、小6で本格的に競技を開始。虹帆と書いて「ななほ」と読む名前は「ちょっとキラキラ(ネーム)なんですけど」と照れながらも、7色の虹に、ウインドサーフィンの帆を掛け合わせたものと自慢げに説明した。

 将来の目標は「(プロツアーの)ワールドチャンピオンと五輪」。誰よりもタフであることを見せつけた御前崎から、世界へと羽ばたく。

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2022年9月3日のニュース