西岡組 マクラクラン組に逆転勝ち、男子単敗退の雪辱「めっちゃ練習した」

[ 2022年9月3日 02:30 ]

テニス 全米オープン第4日 ( 2022年9月1日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

男子ダブルス1回戦でポイントを奪いタッチする西岡(右)、ヨランソン組
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 男子ダブルス1回戦で西岡良仁(ミキハウス)アンドレ・ヨランソン(スウェーデン)組がマクラクラン勉(イカイ)フランコ・スクゴル(クロアチア)組に6―7、6―3、7―6で勝って2回戦に進んだ。女子ダブルス1回戦では青山修子(近藤乳業)詹皓晴(台湾)組、加藤未唯(ザイマックス)アルディラ・スーチャディ(インドネシア)組が勝利。ビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹組(米国)は敗れた。

 1回戦敗退した男子シングルスの鬱憤(うっぷん)を晴らした。西岡は同ダブルスで外国人選手と組んだ日本人同士の対決を制した。「めっちゃ(ダブルスの)練習をした」とちゃめっ気たっぷりに笑った。ストロークではダブルスを本職とする相手ペアを圧倒。2時間36分の熱戦を制した。全米は4年ぶりのダブルス出場。主戦場でなくても存在感を示し「面白くてゲーム性がある。ダブルスはダブルスで楽しい」と重圧はなかった。

 《青山組 しぶとくストレート勝ち》女子ダブルスで第15シードの青山、詹皓晴組はブレークポイントを9度握られながら8度しのぎ、ストレート勝ちした。青山は「しぶとく、しぶとくやろうという気持ちだった。試合を通してプレーは良かった」と満足感に浸った。ともに強打ではなく、粘り強さが武器。凡ミスは28を数えた相手に対し、10だった。「パートナーも前でプレッシャーをかけ、相手のミスを誘ってくれた」と振り返った。

 《ウィリアムズ姉妹敗退、共演見納め》女子ダブルスのウィリアムズ姉妹は第1セットをタイブレークの末に落とすと、ミスが増え始めた。頻繁に言葉を交わし、連係を確認しながらのプレーも実らなかった。4大大会では計14勝、全米オープンでも2勝していた。一方でペアを組むのは18年以来で、ブランクの影響が色濃かった。セリーナが近く現役を退く意向を示しているため、姉妹の共演はこれで見納めか。コートを去る際には大歓声を浴びた。

 ◆テニス全米オープンはWOWOWで全日生中継。WOWOWオンデマンド、WOWOWテニスワールドで全コートライブ配信。

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2022年9月3日のニュース