バスケ日本女子 ラトビアに圧勝、3P不調も18スチール量産の堅守 強化試合

[ 2022年8月12日 05:00 ]

<日本・ラトビア>第1クオーター、攻め込む渡嘉敷(中央)
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 バスケットボール女子の国際強化試合が11日、ゼビオアリーナ仙台で行われ、日本代表(世界ランキング8位)がラトビア代表(同24位)に83―54で快勝した。3点シュートが36本中8本の成功(成功率22・2%)と低迷する中、激しい守備で相手から33個のターンオーバーを誘発。優勝チームに24年パリ五輪出場権が与えられるW杯(9月22日~10月1日、シドニー)に向けて順調な仕上がりを印象づけた。チームは12日にも同会場でラトビア代表と強化試合を行う。

 外からのシュートが決まらない中、日本が堅守で白星を引き寄せた。激しいディフェンスで欧州の実力国から33回のターンオーバーを誘発。20歳の平下が6スチールを記録するなどチームとして18スチールを量産した。銀メダルを獲得した昨夏の東京五輪で出場12チーム中最高の38・4%を記録した3点シュート成功率はこの日は22・2%。最大の武器が機能しなかったが、2点シュート成功率は59・5%と高い数字を叩き出した。

 恩塚亨監督は「トレーニングしてきた守備とペイントエリアのフィニッシュで大きな成果を得られた」と強調。高田は「守備から自分たちの流れを呼び込んだ。この成果をW杯でも発揮したい」と視線を上げた。12日のラトビア戦がW杯前最後の国内での対外試合。当たり外れのない守備面の成長は大きな収穫だ。

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2022年8月12日のニュース