飛び込み日本選手権 男子3M板で玉井は3位 演技後はレジェンド寺内が苦笑しそうな勘違いも

[ 2022年8月6日 17:05 ]

飛び込み日本選手権第2日 ( 2022年8月6日    日環アリーナ栃木 )

玉井陸斗
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 男子3メートル板飛び込み決勝で2年ぶり2度目の優勝を狙った玉井陸斗(15=JSS宝塚)は413・55点で3位に終わった。坂井丞(29=ミキハウス)が435・80点で4年ぶり6度目の優勝。昨年覇者の須山晴貴(24=栃木県スポーツ協会)は2位に入った。

 玉井は4本目終了時点でトップに立ちながら、5本目の307C(前逆宙返り3回半抱え型)で体が回りすぎて入水に失敗。予選は同じ技で回転が足りずに入水が乱れており「優勝を目指していたので悔しい。307Cは予選の失敗が頭をよぎってしまった」と唇をかんだ。今夏の世界選手権で銀メダルを獲得した高飛び込みが本命種目で、板飛び込みに力を入れ始めたのは昨年から。24年パリ五輪は二刀流での出場を目指している。

 00年シドニー五輪では寺内健(41=ミキハウス)が2種目出場を果たし、高飛び込み5位、板飛び込み8位とともに入賞。一緒に練習する偉大な先輩に続く快挙を狙う形の玉井だが「板飛び込みと高飛び込みの両方で五輪に出場した日本人選手はいないので、1人目になりたい」と勘違いしていた。大会最終日の7日には4連覇が懸かる高飛び込みに出場する。

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2022年8月6日のニュース