ラグビー日本代表ジョセフHC SO山沢拓也に期待「もう一段ステップアップして」

[ 2022年6月23日 14:44 ]

オンラインで会見に臨んだラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ

 ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、52)は23日、ウルグアイ代表とのテストマッチ第2戦(25日、福岡・ミクニワールドスタジアム北九州)に向けてオンラインで会見に臨んだ。10番はSO山沢拓也(27=埼玉)が先発。リーグワン初代王者に導いた司令塔へ「期待しているし、パフォーマンスを楽しみにしている」と語った。

 現在、W杯2度出場の田村優(33=横浜)、昨秋の日本代表10番を背負った松田力也(28=埼玉)といった実績のあるSOが代表に不在。山沢は李承信(21=神戸)、中尾隼太(27=BL東京)とポジション争いを繰り広げており、テストマッチで存在感をアピールできるか注目が集まる。

 山沢は通算3キャップ、中尾と李はノンキャップと国際試合の経験は浅い。ジョセフHCは来年に迫るW杯フランス大会へ「選手層を厚くしていくために、新しい選手がしっかり入ってきてくれることはうれしい。テストマッチの舞台に上がって、プレッシャーもあるし、メディアやファンからの期待も感じるでしょう。そこで彼らのパフォーマンスを見ることが楽しみ」と、さらなる競争を促している。

 山沢はトリッキーなキックパスの選択など多彩なプレーが持ち味だ。「(リーグワンのプレーオフ)準決勝、決勝を通じてステップアップし、リードできる10番であることを証明した」と評価する指揮官。そのうえで「そこからもう一段ステップアップしていく必要がある」と期待を込めた。 

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2022年6月23日のニュース