乾友紀子 恩師・井村コーチへ「結果で恩返しできたことがうれしい」 AS日本勢初2冠達成

[ 2022年6月24日 04:50 ]

水泳 世界選手権第4日 ( 2022年6月21日    ハンガリー・ブダペスト )

ASソロフリー決勝で金メダルを獲得した乾友紀子(撮影・小海途 良幹)
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 アーティスティックスイミング(AS)のソロ・フリールーティン(FR)決勝は乾友紀子(31=井村ク)が95・3667点で制し、テクニカルルーティン(TR)との2冠を達成した。

 95点台の得点を確認し、井村雅代ソロコーチは両拳を青空へ突き上げた。乾は長年指導を仰いだ名コーチと細部までこだわって練り上げたソロFRで頂点に立ち「結果で恩返しできたことがうれしい」と実感を込めた。

 絶え間なく全身を動かし、テーマとする「大蛇」の動きをプールで表現。2位に1・5667点もの大差をつけた。選手を大声で叱責(しっせき)することが多い井村氏がブダペストでは一度も声を荒らげなかった。理由は「必要ない」から。成熟した2人の関係がAS日本勢初の2冠へつながった。

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2022年6月23日のニュース