元NBAのビンス・カーター氏が強盗被害 アトランタの豪邸から現金10万ドルを持ち出される

[ 2022年6月23日 10:25 ]

2019年、ホークス時代のビンス・カーター氏(AP)
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 滞空力豊かなダンクを武器にNBAで22シーズンにわたって活躍し、現在は解説者を務めているビンス・カーター氏(45)がジョージア州アトランタ郊外に所有している豪邸に強盗が侵入。クローゼットに置いてあったバッグの中に保管してあった10万ドル(約1360万円)の現金とピストル2丁を盗まれた。

 AP通信によれば、2階での物音を確認したカーター氏の妻サンディさんが19日の午後11時50分に警察に通報して発覚。警察当局は22日になってその事実を公表した。

 現場はアトランタ市北部のバックヘッド地区にある高級住宅街。カーター氏が2020年に700万ドル(約9億5000万円)で購入したとされる敷地929平方メートルの自宅ではサンディ夫人のほか2人の息子も生活していたがケガはなし。押し入ったと見られる男は黒い車で逃走する前に、ピストル2丁を捨て、1万6000ドル分(約218万円)の100ドル紙幣を庭などにまき散らしていた。

 カーター氏はノースカロライナ大から1998年のドラフト全体5番目にウォリアーズから指名され、すぐにラプターズにトレード。同年の新人王に選出され、2000年のシドニー五輪では米国代表の一員として金メダルを獲得した。球宴には8回選出されたが、2000年のスラムダンク・コンテストでは、助走3歩からの「360&ウインドミル」などを披露して優勝。2020年にホークスで現役を終えるまで、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代の4世代でプレーしたただ1人の選手となった。

 なお今回の事件についてカーター氏は何もコメントしていない。

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2022年6月23日のニュース