陸上日本 卵1個より軽い新ユニホームで世界選手権へ 新ユニホーム発表

[ 2022年6月13日 15:06 ]

日本代表の新ユニホームを着て写真撮影に応じる(左から)橋岡優輝、泉谷駿介、広中璃梨佳、田中希実、三浦龍司、黒川和樹、村竹ラシッド
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 陸上の世界選手権日本代表会見が13日、大阪市内で開かれた。

 代表に決まった選手が発表されるとともに、会見の場でお披露目となったのが世界選手権(7月、米オレゴン州)に向けたアシックス社の新ユニホーム。「IN THE ZONE」というコンセプトをもとに軽量性、快適性、通気性などにこだわっており、軽量性では東京五輪のユニホーム(63グラム)から12グラム軽くなり、51グラムとなった。同社デザイン部の門馬弘一氏は、より軽量化できた理由などを明かした。

 「細かい0・何グラムの数字が出る測りを使って、常にサンプルのものを測りながら作ってきました。(東京五輪時のユニホームとの違いは)縫い代の幅とかになってくる。折り返しの幅が(東京五輪のものは)もうちょっと広かったとか…。そういう細かいところ(を省く)積み重ねで実現しました」

 完成までに費やした時間は約1年半。東京五輪が始まる前から、オレゴンに向けて裏で開発がスタートしていた。快適性や通気性、さらに耐久性なども保ちつつ、軽量化を実現。糸や素材などにもこだわり抜いているという。

 この日、代表に決まった選手は新ユニホームを着て登壇。400メートル障害の黒川和樹(法大)は「フィット感がとても良くて走りやすそうなユニホーム」と好感触を示し、1500メートルと5000メートルで出場権を得た田中希実(豊田自動織機)は「このユニホームで走るのが凄く楽しみな気持ち」と語った。

 一般的に卵1個で約60グラムと言われており、それよりも軽い新たな戦闘服を着て、日本の選手たちが世界に挑む。

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2022年6月13日のニュース