東京SG 尾崎兄弟がトライ 兄・晟也は弟・泰雅から刺激「負けたくない」

[ 2022年4月18日 05:30 ]

ラグビーリーグワン第13節   東京SG56―27静岡 ( 2022年4月17日    秩父宮 )

<東京SG・静岡>後半7分、キックをキャッチした尾崎晟(左)がライン際を走り抜けてトライを決める(撮影・篠原岳夫)
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 首位を快走する東京SG(旧サントリー)は静岡(旧ヤマハ発動機)を56―27と逆転で下し、6連勝で12勝目を挙げた。勝ち点を56とし、4位以内で争うプレーオフ(PO)進出の一番乗りが決定。ゲーム主将を務めたWTB尾崎晟也(26)、途中出場した弟のCTB泰雅(23)がそろってトライを決め、勝利に貢献した。

 尾崎兄弟が躍動した。まずは晟也が、25―24の後半7分に敵陣右で相手のキックパスをキャッチすると、タッチライン際を疾走。そのまま、インゴールまで運んだ。前半をビハインドで折り返すなど拮抗した展開から突き放す貴重なトライに「後半は修正してやるべきことを明確にして、自分たちのラグビーができた」とうなずいた。

 弟も負けていない。泰雅は後半22分から途中出場すると、46―27となった試合終盤の同37分だった。ラインアウトを起点につながった味方パスを受け取ると、敵陣右22メートルライン手前から相手タックルを華麗にかわしながらインゴールまでラン。ダメ押しのトライとなった。

 兄弟でリーグワンの試合で初めて同時出場してから約1カ月。晟也は弟の活躍ぶりを認めつつも、熱い思いを口にした。「弟には根本的に負けたくないと思っている。練習から刺激をもらっている。お互いに良いコミュニケーションを取りながら切磋琢磨(せっさたくま)している」。目指すは、リーグワン初代王者。東京SGには、頼もしい尾崎兄弟がいる。

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2022年4月18日のニュース