東京SG、プレーオフ一番乗り! マッケンジー50メートルロングPG決めた

[ 2022年4月18日 05:30 ]

ラグビーリーグワン第13節   東京SG56ー27静岡 ( 2022年4月17日    秩父宮 )

<東京SG・静岡>前半、トライ後のゴールキックを蹴る前にほほ笑むマッケンジー(撮影・篠原岳夫)
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 各地で2試合が行われ、首位を快走する東京SGは静岡を56―27と逆転で破り6連勝。12勝1敗の勝ち点56とし、上位4チームで争うプレーオフ(PO)進出一番乗りを決めた。今季から加入したニュージーランド代表通算40キャップのFBダミアン・マッケンジー(26)が先制PGを含む、6ゴール3PGで21得点と躍動。東京ベイは東葛に71―41で下し、勝ち点49で2位に浮上した。

 秩父宮に駆けつけた4695人がざわついた。後半ラストプレーで、“ほほ笑みの貴公子”マッケンジーがハーフウエーライン上にボールをセット。その距離は約50メートルのロングPGだ。“ニヤリ”と笑う、おなじみのルーティン披露後、蹴り抜いたボールは奇麗な弧を描いた。「追い風だったので、うまく風を使って良いキックを決められるんじゃないかという感覚があった」。この日9本目のキック成功の瞬間、ノーサイドのホイッスルが鳴った。

 ニュージーランド代表のスターはキックの名手で知られるが、日本での活躍の裏にはキックを専門に指導するディーン・カミンズ・コーチの存在が大きいという。「良いコーチングをしてくれるのでキックの状態が良い」と感謝した。

 チームはPO進出が決定。「最終的な目標である優勝を勝ち取りたい」と初代王者を見据えて表情を引き締めた。

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2022年4月18日のニュース