福島千里さんが内田篤人氏のマネジメント会社と契約「引退を内田さんに相談した縁」

[ 2022年2月25日 19:57 ]

内田篤人氏が所属するマネジメント会社と契約した福島千里さん(C)Naoya Ochiai 
Photo By 提供写真

 陸上女子100メートルと200メートルの日本記録保持者で五輪3大会出場経験を持ち、1月29日に現役引退を発表した福島千里さん(33)が25日、スポーツマネジメント会社「SARCLE」と契約を結んだと発表した。「10歳から23年間走り続けた競技生活を終え、これからの新たな人生はワクワクとドキドキでいっぱいですが、陸上競技生活で得た経験を活かして活動していきたいと思います」と同社を通じてコメントした。

 福島さんは14年ごろにリハビリ施設で内田篤人氏と交流していたのが同社と契約を結ぶきっかけだという。「今回引退を決意する際に内田さんに相談をさせて頂いた縁でお世話になることになりました」と契約に至る過程を説明した。

 今後の活動についても言及した。陸上の普及活動や選手育成だけではなく「メディアを含め色々なことにチャレンジして自分自身の幅を広げるとともに、陸上競技の素晴らしさを伝えられるように頑張っていく。セカンドキャリアも私らしくはしっていきたいと思います」と話した。

 福島さんは長く日本の女子短距離界をけん引。16年リオ五輪以降はアキレス腱などのけがに苦しんだ。4度目の出場を目指した昨夏の東京五輪を逃し、昨年9月の全日本実業団選手権(大阪)後に引退を決断した。

 ◇福島 千里(ふくしま・ちさと)1988年(昭63)6月27日生まれ、北海道幕別町出身の33歳。帯広南商から07年に北海道ハイテクAC入りし、17年のプロ転向を経て18年にセイコー入社。五輪は08年北京から3大会、世界選手権は09年から4大会出場。10年アジア大会(広州)で100、200メートルの2冠に輝き、11年世界選手権(大邱)では2種目で日本女子初の準決勝進出。100メートルの11秒21、200メートルの22秒88は日本記録。日本選手権は両種目を8度ずつ制した。

続きを表示

2022年2月25日のニュース