パラスキー距離・有安 ガイドスキーヤー・藤田さんに「結果で恩返ししたい」

[ 2022年2月22日 05:30 ]

オンライン会見で抱負を語ったパラノルディックスキー距離の有安諒平(左)とガイドの藤田佑平さん
Photo By スポニチ

 3月4日開幕の北京冬季パラリンピックに出場するノルディックスキー距離日本代表の有安諒平(35=東急イーライフデザイン)が21日、オンライン会見で“相棒”へ恩返しを誓った。昨夏には東京パラのボートに出場した夏冬二刀流。短期間で競技切り替えをサポートしてきたのが、ガイドスキーヤーの藤田佑平さん(29=スポーツフィールド)だ。視覚障がいの有安にとっては「一心同体」の存在で、コーチとして指導役も担ってもらっている。

 東京パラ閉幕後からスキーに切り替え、二人三脚でつかんだ冬の大舞台。有安は「半年間で支えがあってここまでたどり着けた。結果で恩返ししたい」と意気込み、藤田さんは「少しでも上の順位を目指していく」と言葉に力を込めた。

 ◇有安 諒平(ありやす・りょうへい)1987年(昭62)2月2日生まれ、東京都出身の35歳。15歳の時に黄斑ジストロフィーを発症し、視覚障がい者となった。医療関係の仕事を経て、現在は競技と並行して理学療法士兼大学院生。東京パラリンピックにはボートで出場した。東急イーライフデザインに所属しながら、杏林大医学研究科の博士課程で医学研究の道を進む。

続きを表示

2022年2月22日のニュース