羽生ら日本選手団帰国、待ち受けたファンに感謝「ありがとうございました」

[ 2022年2月22日 05:30 ]

帰国した羽生結弦(代表撮影)
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 北京冬季五輪で史上最多18個のメダルを獲得した日本選手団が21日、北京発のチャーター機で成田空港へ帰国した。役員65人、選手33人の計98人は2便に分かれて移動。フィギュアスケート男子の羽生結弦(27=ANA)は午後10時ごろに到着ロビーに姿を現すと、待ち受けた約300人のファンに向けて笑顔で「ありがとうございました」と感謝の言葉を繰り返しながら、約100メートルの花道を軽い足取りで歩いた。

 羽生は今大会のフリーでクワッドアクセル(4回転半)に挑戦し、国際スケート連盟(ISU)公認の国際試合で初認定を受けた。今後については痛めている右足首の状態を見極めながら、3月の世界選手権(フランス・モンペリエ)の出場を判断する見通し。20日のエキシビション後には「足首はちゃんと休ませてあげようかなと思ってます」と話していた。

 同便ではフィギュアスケート女子の坂本花織(21=シスメックス)らも帰国した。ファンの出迎えは新型コロナの影響もあり、約1000人だった前回大会よりも小規模に。羽生の姿を見ようと駆け付けた東京都の50代女性会社員は「勇気と感動をもらった。コロナ対策で選手に直接声を掛けるのは我慢し、心の中で“ありがとう”を唱える」と語った。

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2022年2月22日のニュース