ロコ破り唯一の金メダル獲得!英国でカーリング人気上昇 ホールコーチが懇願「もっと施設に投資を」

[ 2022年2月22日 21:38 ]

北京五輪女子カーリングで金メダルを獲得したミュアヘッド(右端)ら英国代表チーム(ロイター)

 北京五輪女子カーリングで5大会ぶり2度目の金メダルを獲得した英国代表のナイジェル・ホールコーチが「自国のカーリング施設に投資してほしい」と各運営団体とアイスリンク施設に懇願したと英スカイスポーツ(電子版)が22日に報じた。

 英国は北京五輪でメダル総数2(女子カーリング金、男子カーリング銀)に終わり、3~7個というメダルの目標を達成できず。それでも男女のカーリングチームがそろってメダルを獲得したためホール氏は「北京からでは分かりませんが、英国はカーリングにすっかり魅了され、カーリングを好きになった人が増えたと聞いています」と英国でのカーリング人気上昇を喜んでいた。

 特に女子代表は決勝で日本代表「ロコ・ソラーレ」を10―3で下し、02年ソルトレークシティ大会以来となる5大会ぶり2度目の金メダルを獲得。英スカイスポーツはホール氏が英国中の運営団体とアイスリンクのオーナーに対して、北京で開催された冬季五輪での英国カーリングチームの成功による「好機をつかむ」よう嘆願したと報道。「カーリング施設にもっと投資してほしい」というコメントを紹介した。

 同メディアによるとホール氏は「英国中のアイスリンクのオーナーにお願いしたいのは、カーリングストーンを買って、カーリングシートを敷いて、人々にこのゲームをやってみる機会を与えてほしいということです。カーリングは、8歳から80歳まで、誰もが楽しめるスポーツです」とお願い。さらに「この成功はまだ始まりに過ぎません。彼女らの後ろに続く若い選手たちのためにも将来を見据えなくては。スコットランドには約28の専門リンクがありますが、イングランドには現在3つしかありません。まずはこれを広げていかなければなりません」と熱弁したという。

 また、ユーロスポーツ(電子版)の取材に応じた女子代表のヘーリー・ダフは「カーリングが英国でこれほど人気があるのは本当にすごいことだと思います。ロンドンに戻ってから自分たちが人々にどんな影響を与えたのか見るのが本当に楽しいし、興味深いです」とコメント。スキップのイブ・ミュアヘッドも「この数週間はクレイジーな日々が待っていると覚悟してますが、それだけの価値がある経験になると思います」と凱旋へ向け期待。2人とも次の世代にいい刺激が与えられることを望んでいると伝えた。

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